お世話になっております。令和7年度入学スナイプクルーの金子史です。本日は前田コーチご夫妻、田口コーチ、74代岸野さんにお越しいただきました。いつも熱心にご指導いただきありがとうございます。
 午前は3.7~7.4ノットの風の中、470級は台形のマークラン、スナイプ級は上下のマークラン、タッチザラインなどを行いました。午後は8.7~11ノットの風の中、サークリング、アビームのマークラン、上下のマークランなどを行いました。
 私は午前中に乗り、上下のマークランをする中で、ジャイブの前のアンヒールの重要性を学びました。昨日の練習では、アンヒールがかけられておらず、船の回る感覚やランチャージャイブのタイミングはスキッパーに言われるままになっていました。しかし、ジャイブの前に自分からアンヒールをかけに行くことで、アンヒールによって船が回り、ジャイブができるという感覚をつかむことができるようになりました。
 また、下マーク回航で下に座れていなかったという課題も見つかりました。下マーク回航では、ラフするためにオーバーヒールをかけたいためクルーは下側にいるべきですが、私はジャイブ前の位置から移動できておらず、下マーク回航の際にも上側にいてしまうことがありました。この課題の解決のためには、ジャイブの動作に手一杯にならず次の動作を考えた動きをするべきだと感じました。
 午後の練習では、今代が始まってから一番強く風が強く吹いたことと今代からのスキッパーが多いことが重なり、沈をする艇が多く見られました。それらを踏まえて、練習後のテクニカルミーティングでは、沈の原因と沈が起こらないためにはどうするべきかが議題となりました。沈をする原因としては、ジャイブで回りすぎてバウが切上がって沈やタックの際にジブカムが切れず、逆ジブで沈などが挙げられました。これに対して、マーク回航でのメインシートの出し方や強風ではバングを引いてセールの上のリーチを閉じるべきであることなどを教えていただきました。
 最後に、近頃は、午前と午後では風の強さが大きく異なることが多いです。このコンディションを生かして、午前には下デッキから中デッキ、午後にはオンデッキと一日を通して包括的に動作を学び、自らの成長につなげていきたいです。
金子史

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